2022年10月10日月曜日

[ドイツ留学17日目] N山ver.

みなさんお久しぶりです。M1のN山です。寒くなってきましたね。



ご飯が恋しくなり、最近は炊飯をしています。時間はかかりますが、お陰で食事は充実しています。ご飯のお供は目玉焼きと焼きベーコン。写っていませんが野菜スープもつくって飲んでいます。温かいご飯は美味しいです。





さて、10月9日に私はライプツィヒに行きました。同行しているS藤は寮でのんびりするらしいので、一人で観光です。



ライプツィヒ中央駅。イェーナから電車で1時間10分くらいです。



さて、ライプツィヒはバッハ、シューマン、メンデルスゾーンなど、有名音楽家が過ごした都市です。クラシック音楽ファンが是非とも訪れたい都市の一つなんです。



まず私が向かったのはメンデルスゾーンハウス。ガイドブックにも小さく載っている程度のマイナーな場所です。



メンデルスゾーン・ハウス。目立たなすぎて見落としそうです。



メンデルスゾーンが過ごした家を博物館として公開している場所で、当時の雰囲気を味わうことができます。本日の一番の目的は、ここで開かれるマチネ(昼のコンサート)に参加することだったんです。



しかし、オンラインで購入したチケットは、10月9日ではなく9月10日のもの。

間、間違えたぁぁぁぁぁ!


 残念ながら参加することはできず。チケット代15€が消えてなくなりました…。

コンサート参加のために、わざわざ現地でスーツを買って着てきたというのに。


ドイツでは、日曜日は仕事をせずに自由に過ごすという風潮が強く、お店も一部を除いて日曜日は閉まっています。ましてや、日曜日の昼に仕事着のスーツ姿の人などほとんどいません。コンサートで目立たないようにフォーマルな格好をしたのに、かえって目立ってしまいました…。(通りすがりの人に、どうしてそんな格好(スーツ姿)をしているの?と尋ねられました。)




仕方なく他の観光スポットへ。抜粋して紹介します。


ライプツィヒのオペラハウス。オペラ見たかったなあ。





ニコライ教会。民主化要求デモが開かれ、東西ドイツ統一に大きく関係した場所。




バッハ博物館。直筆の楽譜やバッハが演奏したオルガンなどを見ることができる。




ブログでは紹介しきれないほど、見どころのある街でした。また、これらの教会や博物館では定期的にコンサートが開催されています。




そしてお昼には街カフェSpizzで、ライプツィヒの旧市庁舎や街並みを眺めながらコーヒーを飲み、穏やかなティータイム。



Spizzより。正面にライプツィヒ旧市庁舎を眺めることができます。



また、このカフェではドイツのレストランスタイルを学ぶことができました。いくつかポイントを載せておきます。


  1. 店の外にも席があるような街カフェのお店は、店員さんに断ることなく、勝手に空いている席に座って良い。するとスタッフが気づいてメニューを持ってきてくれる。
  2. 席ごとに担当のスタッフが存在する。つまり、担当以外のスタッフは呼んでも基本何もしてくれない。
  3. 担当スタッフを呼ぶ際には、日本のように大きな声で呼んだり、大きく手を上げて呼ぶのはNG。アイコンタクトを交えながら小さく人差し指を上げて、担当スタッフに合図するとよい。
  4. 料理が来るのには日本に比べて時間がかかる
  5. お会計は基本テーブルで行う。チップ(サービス料)も代金に上乗せして払うことが多い。



これだけ見ても、日本の場合とは大きく異なります。※なお、店によってマナーは多少異なる場合があります。



実は項目5のチップに関してですが、ガイドブックでは料金の1割程度を上乗せして払う、または端数分を釣り上げてキリの良い額を払うという2つの方法が紹介されています。


今回のコーヒー代は2,95€でした。ケチな私は後者の方法を選択。「キリよく3€払います」と伝えたところ、担当スタッフの方は、”Thanks!” と元気よく返事をしてくれました。

えっ、チップ代5セントしか払っていないのに!?



 どうやら、チップを払うこと(店側のサービスに対して感謝の意をこめる行為)自体に強い意味があり、今回の支払い方法は、街カフェにおけるドイツの常識に当てはまっていたようでした。別れ際にもお互い笑顔で挨拶し、とても良い時間を過ごせました。親切な人だったしチップ代もっと払えばよかったかなぁ…。






そして帰り際、ライプツィヒ中央駅でパンを食べながら電車を待っていた時、ホームレスのような男性が私に話しかけてきました。ドイツ語と英語を交えて話していたのですが、途中”money”の単語が聞こえました。20セント程度の小銭を見せながら、何かを強く訴えてきます。


私は男性のジェスチャーなどで、

①私が食べているパンを20セント程度のお金で譲ってくれないかと言っている。

お金を少額でいいので分けてくれないかと言っている。

のどちらかではないかと判断しました。(おそらく②だと思います。)




助けてあげたいとも思いましたが、同時にこの状況は危険であると判断しました。私は、

「理解できません。ごめんなさい。」

と言って別れました。なぜなら、私が財布を出した瞬間に強引に盗まれる可能性があるからです。

貧しそうな男性には失うものがほとんどないでしょう。なので犯罪行為を起こす可能性は十分あると考えられます。

初めての海外で、なかなかに怖い経験をしました。



ただその男性は私と別れた後も、他の人々に必死で声をかけては断られていました。果たして私の行動は正しかったのでしょうか。先進国であるドイツでも、貧しい人が必死で生きている現実があることを知りました。



今回はこの辺で。ではまた。


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